試合前に怪我する人、しない人
今年は去年に比べ、スポーツの大会も徐々に増えてきました。高校生はインターハイ予選も始まり、野球では甲子園予選が開催されそうですね。練習も大会に向けて、どんどんハードになっていきます。
その中で必ずついてまわるのがケガ。しかし、同じ練習をしているはずなのに、ケガをしない人もいれば、怪我をしない人、けがをしていたとしても早く復帰する人がいます。その違いは一体何なのでしょうか?今回は、私の考えでお話していきたいと思います。
目次
そもそもケガ(外傷)とは?
- 誤って体に傷を負うこと。またその傷。負傷。
- 思わぬ過ち。過失。損失『慣れないことに手を出してけがをする』
- 思いがけない事態。不測の結果。
ケガ(外傷)の種類は?
1次元的なもの
- 切創(せっそう)
鋭利物(刃物やガラスなど)による損傷。 - 裂傷(れっしょう)
皮膚が2方向に引っ張られることによって裂ける損傷。 - 割創(かっそう)
裂傷が皮膚組織すべてを引き裂き、内臓・骨を露呈する損傷。
2次元的なもの
- 擦過傷(さっかしょう)
摩擦による損傷で、表皮のレベルまでしか達していないもの。例:すりキズなど - 挫滅傷(ざめつしょう)
摩擦による損傷で真皮や皮下組織・それ以下のレベルまで損傷したもの。あるいは急激な圧力による同様な損傷。(急激でない圧力によるものは褥瘡と言う)例:交通事故など
3次元的なものもありますが、今回はこれはおいておきます。
日常生活では、2次元的なものが多いように思います。
ケガをする人としない人、回復が早い人の差は?
ケガをしやすい方
- 身体の使い方が良くない
- 日頃の姿勢が良くない
- 自己管理ができていない
- マイナス思考
- 人の話を聞かない
- 疲労の蓄積
などがあるように思います。
ケガをしない人、回復が早い人
- 体の使い方が良い
- 日頃の姿勢が良い
- 自己管理ができている
- 体のメンテナンスをしている
- プラス思考
- 素直
など、怪我をしない人や回復が早い人は、ケガをしやすい人の真逆のことをしている方が多いように思います。
具体的に、ケガを予防するためにはどうすればよいのか?
身体の使い方に関しては、もともと身体が持っている特性や、関節の動く範囲などを考え、私の方でアドバイスをさせていただいております。その時に必要なのが、素直さになってきます。それですので、まずはやってみる。やってみて良ければそのまま実行していき、そうでなければまた違うアドバイスをしていきます。
日頃の姿勢などは、気を付けていても必ず少しずつ崩れていくものです。それですので、定期的な身体のメンテナンスが大事になってきます。これはスポーツをしていない方にもあてはまります。
定期的に行うことで、今現時点の身体の状態の把握や、プレーでの問題点、これから起こりうる不調を早い段階で改善できるからです。そして、もしケガや不調が起きた場合でも、早く改善することの方が多いように思います。
しかしスポーツ選手は、レギュラー争いやスケジュールの都合などがあり、なかなか不調を言い出せず、ひどくなってからよしどめ整体院へ来院されるのが現状です。この環境が少しでも早く改善されることを、私はいつも願うばかりです。