夏こそ湯船に入ろう!
この夏は異常な暑さの影響か、シャワーで済ませる方が大変多くなっているように思います。そこで今回は入浴についてお話をしていきたいと思います。
入浴は体の清潔を保つ、という目的もありますが、大きな目的としては次のようなことがあります。手や足など、体の隅々まで血のめぐりを良くし、体温を上げて免疫力を上げること、体に水圧をかけること、そして浮力で体重を軽くすることです。
体の隅々まで血のめぐりを良くし、体温を上げて免疫力を上げる
血液の巡りが良くなることで、酸素や栄養を含んだ新鮮な血液が全身に行き渡り、血液中の老廃物もしっかり流れてくれます。
約40度のお湯に10~15分ほどつかることで体温は約1度上昇します。人間の体は体温が1℃下がると白血球機能(免疫)はなんと37%も低下、基礎代謝は12%も低下、体内酵素の働きは50%も低下します。これらは肥満や感染症、がんなど様々な不調や病気を引き起こすと考えられています。
体に水圧をかける
むくんだ下肢(ふくらはぎなど)に貯まった老廃物を体内にもどし、腎臓でろ過して排泄物を促します。水圧がかかることで、腎臓にも膀胱にも圧力がかかるのでおしっこが出やすくなるからです。小さな子供をお風呂に入れるとおしっこをするのはこの理屈からです。
浮力で体重を軽くする
首までお風呂につかった場合、お風呂の中での体重はなんと10分の1に減ります。体重が60キロならたったの6キロ!
関節や筋肉も重みから解放され、全身がリラックスした状態になります。さらに浮力がかかると体の中で血液を作ること上手くいき、新しい血液が生まれます。それですので、免疫力や貧血などにも深く関係しているのですよ。
ちなみに低体温は鬱とも関係しているそうです。
最後に
これを機に毎日しっかりとお風呂につかって、体を心も体も健康になっていきましょう!鹿児島は温泉文化ですので、温泉を利用してみるのも良いかもしれませんね。