学校のスリッパに物申したい!

今回は履物に関してのお話です。特に学校などで履かれている、上履きのスリッパについて、私の考えや思っていることをお話します。

スリッパの何が問題なのか?

日々いろいろな方のお身体の調整をしていく中で、多くの方のお身体の不調の原因が、足のゆがみに関係しており、何らかの問題を起こしています。

特に外反母趾の方、足の指が上向きに反っている方に問題が多いように思います。

外反母趾・足の指が反っている方に多いのが、足の小指側に重心がかかっている(稀に親指側の方もいます)、そして日常生活では、靴紐を脱ぎ履きする際にしっかりと締めていない、健康スリッパ、ク〇ックス、スリッパなどを日頃から履い ている、などが挙げられます。

靴紐を脱ぎ履きしやすいようにとしっかりと締めていなかったり、スリッパやク〇ックスなどを履いていたりすると、まず、足首が不安定になります。すると、その足首を安定させようとして、身体は足の指を反らして履物を引っ掛けるようにしながら歩いてしまいます。これの繰り返しで身体が足の指を反らせることを記憶し、小指側重心が出来上がります。

これではいくら身体の調整をしていても、なかなか不調は変化してはくれませんし、自ら身体の歪みを作り出してしまっている状態となります。

小指側に重心がかかっていると、何が問題なのか?

まず、足首や踵などの骨がずれてきます。そうすると、足首がしっかりと曲がりませんので、正しく立つことができなくなります。そのしわ寄せに、膝や股関節に負担がかかり、何らかの不調が出てきます。膝や股関節、腰はもちろんのこと、首や肩にまで影響が出てきている方もいます。

足元から頭の方へ、ゆがみが上がってきているイメージです。建物も、基礎がゆがむと建物全体がゆがむのと同じ原理ですね。

学生は特に気をつけて!

私が学生の時は、小・中学校のときは上履き。高校のときは上履きではなく、靴のまま直接教室に入っていました。 しかし、今の学生の方にお話を聞くと、上履きではなく、スリッパを履いているというのです!足の指が上手く使えていないことが身体の不調を起こしている方にとって、これはもう大問題です!

↑上履き。こちらはOK


最近の学校スリッパ。こちらは身体に問題あり

身体に今は不調を起こしていなくても、将来的に問題を起こす場合もありますし、知らず知らずのうちにバランスを崩し、例えば、ゆがみによってスポーツ等のパフォーマンスを落としている可能性も十分あります。

来院されている何人かの学生は学校に許可をもらい、よしどめ整体院で取り扱っている、足の指が使える特殊なサンダルを履いている方もいらっしゃいました。ローファーもかなり問題があります。それですので、可能であれば、スニーカーに変えていただきたいと切実に思っています。

では何を履けばよい?

基本的に、足の指をしっかりと使えていれば、履物は何でもよいのです。しかし、ほとんどの方が使えていないのが現状ですね。私がオススメするのは、鼻緒のある履物です。それは下駄もしくは雪駄です。足の指がしっかりと使えるのはもちろんで すが、日本人には一番合っていると思います。

とはいえ、寒くなってくるとなかなか履くのは難しいですし、学校へはさすがに履いて行けないので、紐靴でしっかりと紐を締めていただければ良いと思います。

家の中でのスリッパも、出来るだけ履かない方が良いでしょう。よしどめ整体院にも、足の指をしっかりと使えるサンダルや靴などを待合に置いておりますので、気になられる方はどうぞ試し履きをされてください。

足の指が使えるスリッパ。赤・黒あります。
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